夢実現の方法(9)

<思いこそがあなた>

「人間は、自分の考えている通りのものになる」と言われています。これは、お釈迦様もソクラテスもマルクス・アウレリウスも言っています。近代では、エマソンなどの哲人や心理学者のウィリアム・ジェームスも言っています。「人間というものは、その人が考える通りのものである。自分の考えているところのものが、自分自身なのだ。人はその人の思う通りの人間になる。あなたが考えているところにあるものが、あなた自身なのだ。」したがって、あなたの描く夢は、あなた自身でもあるのです。どのような夢を描くかが、あなた自身だとすると、あなたの未来は、あなたの夢によって決定されると言ってもよいのです。

数多くの発明をもとに人々を幸福にしたいという夢を描けば、あなたはエジソンのようになります。悟りを開き、人々を苦しみの彼岸から、幸福の此岸へと導きたいという夢を持てばお釈迦様のようになります。毎年、200本のヒットを10年間続けるような大リーグ選手になりたいという夢を持ち続ければ、イチローのようになります。夢こそが、私たちを変容させる原動力になるのです。どのような自分になるのかは、どのような夢を持つかにかかっています。より望ましい自分になれるような夢を持つことが、夢実現のモチベーションにもなるのです。

また、この事実を信じるということが、大切です。知識で、知っていたとしても、実際に行動に移すためには、信じるという行為が大切です。世の中の多くの偉人たちは、夢によって自己変容を遂げてきた人たちです。夢を持つことは簡単ですが、夢を持ち続けることは容易ではありません。夢を持ち続けるためには、信じる力が必要です。自分が思う通りの、夢を実現できるような人間になれると信じることが、夢実現の秘訣でもあるのです。

歴史上の偉人たちは、夢実現の大家であります。彼らは、人類にとって大きな幸福をもたらすために、大きな夢を描き、それを実現してきた人たちのことです。その意味で、夢実現のエキスパート、体現者であるのです。その彼らのほとんどが信仰者でもあったということです。科学の発展に寄与した、ニュートンはクリスチャンであり、神学者でもあり、聖書の研究もしていました。ガンジーはヒンドゥー教徒でした。スティブジョブスにしても、禅に心酔し、神の存在、死後の存在をも信じていました。エジソンは、信仰と科学について次のように述べています。「至上の権能者(神)の存在を否定するというなら、自分の知識をないがしろにするにも等しい。科学と信仰とは同一の源から出ているのであり、決して互いに矛盾したり衝突したりすることはあり得ない。」ニュートンやエジソンのような科学者であっても、神の存在を信じていました。そんな彼らだからこそ、人類の幸福のために、学び、夢を描き、実現させてきたのではないでしょうか。

ここに述べられている夢実現方法は、仏教やキリスト教、過去の偉人たちが実践してきた方法です。神という存在を信じるからこそ、この夢実現の方法に、大きな影響力を与えるのです。信じる力、心の力を利用した夢実現の方法なのですから、信じることなくしてその効力は発揮できません。

さて、あなたはこの夢実現の方法を信じますか、それとも、別の方法で実現いたしますか?

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