無限の富の形成方法(5)

(5)熱心さ、親切さをあなたのトレードマークにしよう

無限の富の形成の始まりは熱意です。熱意なくして何事も始まりません。経営の神様・松下幸之助氏もかつてこう言っています。『何としても二階に上がりたい。どうしても二階に上がろう。この熱意が梯子を思いつかせ、階段を作りあげる。』その強い熱意によって、アイデアや、協力する人たちがひきつけられてきます。熱意が、強力な磁石となって、富をも引き付けてしまうのです。熱意こそが無限の富形成の原動力です。

 

<好きなことしよう>
それではこの熱意はどこからくるでしょう。それは、好きな仕事をすること。好きなことをするというのはそんなに簡単なことではありません。好きだからと言って、それで当面の生活ができないという状況もあり得るのです。でも、それを乗り越えるか否かで、成功の可否も決まってくるようです。

アップルのスティーブジョブスも言っています。『If you want to succeed, you have to love it.(成功したいなら、自分の愛する仕事をすることだ)』その仕事が好きだからこそ、熱意をもってできるのですし、また、成功するまでやり続けることができるのです。スティーブジョブズの仕事にかける情熱はすさまじいものがあります。商品に関しても強いこだわりがあり、妥協を許しません。そのために、周りとの軋轢を生みだしますが、そんなものにお構いなく、ただひたすらに、情熱をもって仕事に取り組んでいました。その結果が、今のアップルの繁栄をもたらしていますが、ジョブスなきこれからのアップルはどうなっていくのでしょうか。ジョブズ以上の熱意者は現れることはないでしょう。

では、好きではない仕事を好きになるにはどうしたらよいでしょうか。それは、好きになるまで仕事をすることです。好きなことをするのが一番ですが、好きになるまで、勉強するというのも一つの手段です。

 

<クリエイティブに生きよう>
また、仕事に対してクリエイティブな取り組みをすれば、その仕事がどんどん好きになってきます。例えば、あなたが、いやな資料創りを頼まれたとしましょう。オリジナルをコピーして50部の資料を作るとしたら、どうしますか?嫌々していては、好きな仕事にはなりませんよね。その時、どうしたら、50部を正確に早くできるか、いろいろ工夫してみることです。また、求められる以上の仕事をしたときには、ずっと喜びが大きくなり、仕事を好きになります。単に、コピーをしてくれと頼まれたものに、表紙をカラーで作ってみたり、資料の目次もプラスしてみたり。仕事としては、求められることをするのが大事ですが、それ以上の仕事をしたときに喜びは発生します。ただ、頼まれた以上のことが、蛇足になることもあるかもしれませんが、チャレンジは楽しいですよ。

さらに、何のために今の作業や仕事があるか、しっかり理解したうえで仕事をすると、まったく違ったものになります。

 

3人のレンガ職人の話はご存知でしょう。「旅人がある街にやってくると、3人のレンガ職人がレンガを積んでいました。つらそうにしている一人に、何をしているのかと尋ねると、『みりゃ分かるだろ、レンガを積んでるのさ。このくそ暑いのに、何の因果だか。。』もう一人、黙々とレンガを積んでいる男に尋ねると、『教会の壁を作っているのさ。楽な仕事ではないけれど、おかげで、家族を養うことができる。有難いものさ。』 さらに、もう一人、元気に楽しそうにレンガを積んでいる男に、同じように尋ねた。すると、『歴史に残る大聖堂を作っているのさ。ここで、信仰を持っている人たちが、神の光を受けるところなのさ。』」

自分の仕事の認識の違いで、それから得られる感情も大きな違いがあるのです。同じ仕事をするなら、仕事の目的を大きな志とつなげて考えよう。大いなる熱意がわいてくることでしょう。

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