ユニバーサル・スタジオのマーケティング

<明日のために昨日を捨てる>
イノベーションの戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために開放できる。
「マネジメント」P.F.DRUCKER

先日、家族とともに、フロリダ州・オーランドにあるユニバーサル・スタジオに行ってきましたので、マーケティングの観点から報告したいと思います。

ユニバーサル・スタジオはご存知、アメリカの大手映画会社ユニバーサル・スタジオが運営するテーマパークです。カリフォルニアにあるユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに続く、2番目にオープンしたテーマパークで、これにアイランド・オブ・アドベンチャー(ILANDS OF ADVENTURE)が併設されています。

今回のお目当ては、なんといってもハリーポッターの魔法の世界です。原作を英語で読んだのが始まりで、今でも、映画は何度も見ています。この映画の世界を実際に体験したく、やってきたのです。

ユニバーサルスタジオは、10年ぶりの訪問で、そのアトラクションの様相も10年前とはかなり変わっていました。今では、ミニオンが出迎えてくれています。ターミネーター、トランスフォーマーに寄り道し、さて、魔法の国ダイアゴ横丁に到着です。

入口かどうかわからないような壁を通り過ぎると、そこは、まさにハリーポッターの魔法の世界です。残念ながら、マグルばかりで、魔法使いはいませんでしたが。。。オリバンダーの魔法の杖の店は人だかり、つえを購入する人の長い列ができています。ほんとの魔法の杖なら欲しいのですが。。。。。グリンゴッドの中にも入ることができて、まさに、映画の中のワンシーンにいるような錯覚にとらわれます。

お昼になったので、近くのレストランで食事です。思ったほど高くなかったので、少しびっくりした次第です。なぜ、ダイアゴ横丁のレストランに入ったかというと、バタービールを試してみたかったからです。ハリーやロン、ハーマイオニーが飲んでいたバタービールを試したかったのです。味は想像していたのですが、想像通りの味で、甘すぎて飲み干すことはできませんでした。私は、本物のビールのほうがいいですね。

さらに、ホグワッツ・エキスプレスに乗って、ホグワッツに向かいました。そこは、夏だと言うのに、雪景色のホグスミードでした。すぐ近くに、ホグワットの建物が見えたので、駆け足で、飛び込みました。しかし、中は結構の人の列で、ライドに到着するまでに1時間ほどかかりました。それでも、ホグワットの中を十分に堪能することができました。ここのアトラクションは、常に新しいものを加えており、5月の末には、アバターの世界が仲間に加わりました。以前あった、ジョーズや、バックトゥーザフューチャーはすでになく、古いものでは、ETとかジュラシックパークが残っていました。

これだけの投資をしていれば、リピーターも増えるだろうと思いましたが、料金はかなり高めで、2つのパークの1日券が165ドルもしました。ILANDS OF ADVENTUREは特に興味はなかったのですが、ホグワットがそこに配置されているので、スキップすることができません。少しいやらしい商売ですね。

パークは一応、外枠が限られているので、新しいテーマを作れば、何か、古いものを壊さなければなりません。投資、人気、規模を考えながら、ゲストが最高の映画の世界を体験をしていけるような、素晴らしい、テーマパークです。

ディズニーが、スターウォーズを買ったのもうなずけます。近い将来、ディズニーランドで、スターウォーズがオープンするかもしれませんね。私としては、ハリーポッター以上に思い入れのある映画ですので、是非、体験したいと思います。

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