スタバのコーヒーは愛だ!

<顧客を創造する二つの機能>

企業の目的が顧客の創造であることから、

企業には二つの基本的な機能が存在する。

すなわち、マーケティングとイノベーションである。

この二つの機能こそ起業家的機能である。

『現代の経営』

 

<スターバックスのイノベーション>

アメリカで、ここ10年の間に増えたものの一つにスターバックスがあります。

珈琲の世界で、グルメコーヒーを売りにして、

一杯数ドルの高価な珈琲を売り出しました。

今まで、このような業態はアメリカにはなく、

日本の喫茶店のようなコーヒーショップは瞬く間に全米に広まっています。

これは、「今のスターバックスを作った人は、このとき、完全に競争の外に身を置いた」

ということをいみしいています。

この人の発想は、一般の人が考える流れの外に会ったのです。

これも、大きなイノベーションの一つでしょう。

 

<アトランタの一般的なスタバ>

多くは、PCを持ち込んで、何かしらキーボードをたたいています。

ここのコーヒーは、ミディアムで税抜き$2.95

日本のコーヒーくらいの値段でしょうか?

とはいっても、アメリカはコーヒーがなければ、目覚めもできないし、

仕事も始まらない、コーヒーカップがいつも手にあるような民族です。

以前は、一杯30セントとか、日本のお茶のように、きわめてタダに近いものでした。

それが、スタバの出現で、一挙に10倍もするコーヒーが現れたわけです。

まあ、日本にある喫茶店をアメリカ風に実現したものと言ってもいいかもしれません。

しかし、10倍の値段でも顧客があるというのは、そこに愛があるからです。

グルメコーヒーという高品質のものを提供したことは、

スタバの始まりだったかもしれません。

それ以上に、珈琲がゆったりと飲める空間を提供したことは、

新しいスタバ文化というものを創造したようにも見えます。

だれもが、スタバでPCを操ることは、時代の先端を行くカッコいい人たちのようです。

また、手軽に持ち運べるクールさを提供したことは、

顧客のニーズこたえる愛そのものだったのです。

顧客に対価以上の価値を与えること、

即ち、与える愛こそが、繁栄・豊かさの源泉ではないでしょうか?

あなたも、お客に何を与えられるか、よく考えてみましょう。

売り上げは、後からついてきます。

スターバックス

 

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