夢実現の方法(1)

<ビジョンを描く>

自己実現の大家、ナポレオンヒルは「思考は現実化する」と言っています。思考というと少し難しいのですが、それをビジョンと言い換えることもできます。夢実現の法則の中心は、夢を具体化して、視覚的なビジョンとして描きだし、日々それを強く念じていると、まったく思いがけないような方法で、実現化されるという法則です。

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以前、この方法を知って間もないころ、ソニーのウォークマンが欲しくて、日々ウォークマンを持って颯爽と歩く自分の姿を描いていましたが、誰からももらえませんでした。結局、自分の小遣いで買ってしまい、夢実現の法則なんかあてにならないものだなと思った記憶があります。でも、今考えれば、実際、夢は実現していたのですね。

人間の心には創造作用がありますが、何を創造するかについては、やはり設計図や、青写真が必要です。その設計図や、青写真にあたるのが、このビジョンです。心の中に描くビジョンをもとに、夢は実現されていくのです。

このビジョンを日々強く念じるための工夫は必要になります。なかなか、このビジョンを継続することがむつかしいからです。このビジョンの継続の方法として、いろいろ方法が考えられています。

本田健さんが提唱されている「宝地図」もその一つです。それは、「大きなコルクボードに自分の夢を書き込み、、イメージや写真を貼っていく。それを部屋に飾って、毎日眺めるのです」。最近は、PCの写真加工技術も簡単になっているので、夢実現の様子を、写真で合成してしまうことも可能です。例えば、ダイヤモンドヘッドの前で、海を眺める自分の姿とかを、ハワイの映像と、自分の姿を合成して、毎日眺めるだけです。簡単なので、試してみてはいかがですか。

<大きく描く>

ビジョンを描くことが、夢実現の第一歩ですが、どうせなら、大きなビジョンを描きましょう。小さなビジョンでは、達成されたとしても、喜びも大きくならないではないでしょう。反対に、大きすぎる夢は、実現できないから、実現可能なレベルの夢にすべきという人もいますが、自分の描いた以上の夢の実現はむつかしく、たとえ、大きな夢が実現しなかったとしても、精いっぱいの夢の実現ができるでしょう。ノーマン・ビンセント・ピールの言葉に、“Shoot for the moon. Even if you miss, you’ll land among the stars「どうせ目指すなら月を目指しなさい。失敗したとしても、どこかの星の間には着陸できるでしょう。」

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ドナルド・トランプも常にTHINK BIGと言っています。夢が大きいからこそ、達成したくなるのであり、チャレンジもできるのです。夢の実現は、別な観点からの自己成長の表れでもあるのです。夢が実現できるということは、夢を実現できる自分に成長することだと言えます。自の成長を伴わないようなレベルの夢では、夢を実現する甲斐がないというものです。THINK BIG、でっかく考えろ、でっかい夢を描け、これそが、夢実現の秘訣なのではないでしょうか。

それでも、大きな夢を描くには抵抗があるという人には、大・中・小の夢を描くことをお勧めします。大きすぎると実現性がなく、小さすぎると大成することはありません。この3つの夢を持っておけば安全です。小さな夢を実現しつつ、次第に、中くらいの夢、弾みがついて、ついには大きな夢実現というように、段階的に手順を踏む夢実現の方法は、とても合理的で、確実です。その夢に応じて、自分の発展的姿を対応させるとより効果的になると思います。

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